けんたなです
今回のネタは北海道でのんびり船釣り(主にカヤックフイッシング)のブログをやられているM.カトーさんと共同して大人のお遊び
ハンドメイドエギの作成について打ち合わせして来ました。
まず最初に私とM.カトーさんの間柄を簡単に説明しますと、もともとは私のブログにたびたび登場するkudopapaさんのお知り合いで、2021年7月に珊内沖の釣り場を案内してもらったのが交流のキッカケになりました。
その後も陸からは釣れない激ウマのタラやホッケ、今年はマグロまで頂いたり、投光器の電圧システムを教わったり、折れたロッドを直してもらったりとお世話になりっぱなし(^_^;
M.カトーさんの詳しくはブログを見て頂くとして、とにかく驚くべきは
物づくりのスキルとクオリティーの高さ。
元々はパソコンのプログラマーが本職だったようですが、電気工学や自動車整備などにも精通されていて、オールマイティーに強いというか・・・
「あったら良いなを全て形にしてしまう人」ですね(笑)
特に、今年(2023)に入ってからは、3Dプリンタなるものまで導入し、その物づくりスキルは更に進化中・・・
そんななか、何かの会話の流れでエギの話になり・・・
10数年前に1個400円前後だったエギが、最近は1個1000円以上とかして、とてもじゃないけど手が出せなくなったわ~みたいな愚痴を言ってたら
なんなら試作してみるかい?
みたいな流れになりまして
なんとなくハンドメイドエギ製作プロジェクトが始動(笑)
で、今回はマメイカ狙いで多用する1.5号のサイズの製作をお願いすることに。
ちなみにM.カトーさん自身はイカ釣りはせず、新たなモノ作りに対する好奇心と、出来たモノが誰かの役に立つ喜びだけで引き受けてくれてます💧
私の役目は・・・
あんなのが欲しい、こんなのが欲しいと要望するだけ💧
あと、作成したエギの実釣モニター(^_^;
エギの作成はほぼM.カトーさんにほぼ頼りきりという、何とも恐縮な話です。
さて3Dプリンタによるエギ作成の実践編
エギのサイズやだいたいの形は市販品を3Dスキャンして、CAD上にだいたいの形を取り込みます(M.カトー氏のブログより写真拝借)。
それにオリジナルのアレンジを各種加えまして、形状を数値化したら3Dプリンタに出力するという流れです。
出来たての作品 土台部分に「ステージ」と呼ばれるバリが残ります。
このステージが出来るだけ少なく、剥がしやすくなるような向きでプリントすることも作業のコツのようです。
あと、エギでは一般的に布を巻いたりヒゲを付けたりの工程がありますが、これらは手作業でないと難しいうえ、個人的に釣果にはさほど影響しないという気がするので今回はパス、3Dプリンタでのボディー作りに集中してもらうことにしました。
M.カトーさん曰く、ボディーだけならそんなに難しくないとのこと。
適正な浮力にするために内部の空間をどのくらいにしたら良いかとか、そういうのも大変なんでしょうと尋ねたのですが・・・
材質の比重と容積と重さがわかればCADが計算してくれるから、そんなに難しく無いよ~
・・・ですと💧
そういうのをサラッと言えるあたり、私のような凡人とは次元が違います(笑)
そして実はこのプロジェクトにおける最大の難関がカンナの部分(傘針)
接着するだけでOKな出来合いのカンナがあれば良いのですが、2号以上のエギに使う大きめのサイズしか売られておらず、1.5号のエギに合うサイズは見当たりません。
ということでカンナは以前私が通販で買った「松葉針」を使っての自作です。
そして更にM.カトーさんを困らせるのが・・・
可能なら針は2段針にして欲しい!という私の要望(笑)
だって2段針のほうが明らかにバラシ少ないんですもん💧
しかし、松葉針を使ったカンナの自作方法をネットで調べても、1段針の作り方しか出てきません。2段針はかなり難易度が高いんです。
しかし、そこは妥協を許さないM.カトーさん。
どうやったら市販品並みの2段針を作れるか、連日試行錯誤しておられた模様💧
そして先日、3Dプリンタで針を形良く曲げるための治具を数種類作り、ある程度納得いくものが出来るようになって来た、、、と記事がアップされた。
良ければ作り方をレクチャーしますとのことだったので、昨晩、興味津々でM.カトーさん宅へ講習会に行って来ました。
治具の使い方や作成の手順は事前にブログでチェックして来たので大丈夫!と思っていましたが・・・
実際にやらせてもらうとかなりの緻密さと器用さが求められる内容で、正直私にはちょっと無理でした・・・😅
針が小さく、老眼がかかっている身にはかなり難しい(M.カトーさんも老眼はかかっていますが、器用さで乗り切ってしまう)
でも、実際に作業をさせてもらって、出来ないながらも、ココがこうなっていたら自分にも出来るな~という部分がかなり具体的に浮かんできたので、それをまたM.カトーさんに返して、治具の更なる改良につなげられないかな~とは思っています(付き合ってくれるかな~笑)
という訳で、今日は治具や作成手順の改良案をわかりやすく伝えられるようイラスト等を書いていましたが、絵心足りずで思ったように進まず・・・あっという間に夜に💧
結局、メモ持って、行って、説明して・・・ってやらないと伝えられそうにありません・・・(^_^;
あと自分の頭の中のシュミレーションしたことでも、第三者が見れば全然見当違いだったりすることもありますし・・・こういう試行錯誤も楽しいですけどね~
とりあえず治具の使い方講習会が終わってから、M.カトーさんが作った各部品をサンプルで頂いてきました。
家に帰ってマジックペンで色縫って、針、オモリ、ヘッドの管を接着・・・
エビ風オリジナルエギに組み立て
水槽に入れて見てみると沈下姿勢、シルエットともに良好
更に、後日M.カトーさんから納品される完成品は、塗装なども私のマジックペンとは違ってしっかりしているでしょうから、更にリアルに仕上がっているハズ。
間違い無く第一線で活躍してくれるエギになろうかと思います。
今年も秋マメイカが薄い感じなので年内に釣果確認を出来るのかどうかは微妙な時期に入りつつありますが、早めにオリジナルエギで爆釣して、M.カトーさんの所に戦利品を届けたいところです~
ではでは
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