けんたなです。
秋サケ等を釣りに行ってあまり釣果が芳しくないときに決まって出る会話に
今年は例年より水温が高い!
というのがあります。
年配の漁師さんなども結構同じことを言います。今年は水温が高いと。
それを聞いて私はいつも話し半分で相づちを打ってます。
毎年同じ話を聞くからです笑
時期的な高い低いを言っているならわかります。例えば今は20℃で例年ならいつ頃に15℃を切るから、あと2週間くらいで釣れはじめると思うよ!みたいな。
でも、数値的な根拠無しに「水温が高い」と言うのはただの知ったかぶりです。
出来るなら根拠を持って語ってほしいものです。
昨年同期と比べてどうなのか、例年同期と比べてどうなのか?
そこで登場するのが気象庁のデータです。使えるものがたくさんあるのですが、探したいデータを見つけ出すのが意外に大変で、眠っているものが結構あります。
今回紹介するのはそのなかの沿岸表面水温の推移。
(既にご存じの方も多いかと思いますが...)
全道の各所の水温が見れますが、ここでは参考例として後志北部沿岸を表示しました。
赤い線が2019年ですが、11月中旬くらいから例年に比べて水温が急降下しているのがわかります。
例年ならマメイカは12月いっぱいは釣れるイメージですが、今年あまり状況が良くないのはこの水温の急降下が一因にあるのではと考えています。ホッケやニシンが一気に来たのも概ね同調しているような気がします。
水温が全てではないですが、このようなデータを活用すれば、水温が高いと毎年バカの一つ覚えのごとく語る(汚い言葉ですみません)しったかオヤジにならずに済むと思います笑
後志北部以外にも全道各所のデータを見ることができます。
下にリンクを貼りましたので関心もった方は見に行ってみてください。
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