けんたなです
昨年の今頃は連日爆釣だった小樽・石狩のニシン、今のところパッとしないようです。
たまに釣れたという記事や動画を見かけますが、いずれもサイズが小さそう。
不調の原因は何なのでしょう?
ネットから得られるデータで推測してみます。
まず資源状況
2020年石狩湾系ニシンの漁況予測が水産試験場のホームページにアップされてました。
↓石狩湾系ニシンの漁況予報(北海道立総合研究機構 中央・稚内水産試験場2020.12.7)
要点をまとめると
・資源は4~6年魚が主体で全体の89%を占める。
・4年魚以上の資源重量は昨漁期と同程度
・3年魚は減少
つまり、デカニシン主体の資源状況は昨年とほぼ同じで、釣れない原因は資源量以外のところにある可能性が高いということだと思います。
じゃあ水温でしょうか?
↓気象庁 | 海面水温に関する診断表、データ 沿岸域の海面水温情報
2019の個人記録によると小樽でニシンの爆釣が始まったのは11/22頃からですが、2019の水温をみると11月下旬から12月中旬までの期間が例年よりかなり低いです。
ニシンは高齢魚(大きい魚)から沿岸に寄ってくるとされているので、秋口の水温低下が早い年ほど大きい魚が寄る可能性が高まると思われます。これが昨年のデカニシン連日爆釣のキッカケになったのではと見ています。
しかし、12/20を過ぎると釣果にムラが大きくなりました(私の実践結果から)。港内にトドが入ったというような話もたびたび聞かれ、タイミング次第な感じでした。
更にその後もたびたび通いましたが大分間が開いて1月5.6.7と再び爆釣の日があり(自分は行けませんでした・・・)、8日以降は通うほどにダメになっていく感じでした。
後半ダメだった原因はたぶんニシン漁が始まったためだと思います。
例年1月10日を過ぎると石狩湾はニシンの刺し網が入るので、昨年のように資源が豊富な年でも群れが寄る可能性がぐっと低くなるのではと思われます。
以上のデータをもとに、私が推測する今期のニシン釣りの動向
デカニシンの資源量は十分にあったが、秋口の水温低下が昨年より穏やかだったため大型魚の岸寄りが遅れた。水温的にはこれから岸寄りが進むはずであるが、1月10日から刺し網漁が始まるため、沿岸にはあまり寄らず、厳しい状況のまま春を迎えると推測される。(網にはゴッソリ入るはず)
夢も希望もありませんが、データを尊重する限り、これがあるべき現実の姿じゃないかって思います。
あとは小樽を中心に主要な釣り場が工事や立ち入り禁止で入れなくなっていることも釣果が見えてこない原因になっているのかもしれないですね・・・
可能性はゼロじゃないですから、あまり期待せずに頑張って行きましょう~♪
ワンチャンスがあるとすれば、今から網が入る1月10日までの間でしょうか・・・
激寒~
ですけども...汗
今年はもう行かないですが
最高気温でマイナス2桁とか・・・私には無理です...笑
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