早期退職で趣味ざんまい

2019年3月に早期退職し、趣味に生きる”けんたな”のブログです。

オキアミの品質が劣化?数値で検証してみた

けんたなです

知床遠征から連チャンの釣りで少々お疲れ気味。久々に家でマッタリしています。

 

マッタリついでに前々から思っていたことを記事にしてみます。

今回の話題はサビキの餌に使う「オキアミ」

 

私は晩秋から春にかけてホッケ釣り、ニシン釣り、チカ釣り、夏以降からサバ、そして最近ではカンパチと、あらゆるものをサビキで釣っていますが、その際に欠かせないのが「オキアミ」

しかし、昨年(2020年)ぐらいから

オキアミの品質が劣化した

と感じることが多くなりました。

 

どういうところに劣化を感じたかというと

・解凍するとやたら水っぽい

・小魚やイカなどの雑物がやたら混入している

・スピード仕掛けに餌が乗りにくい

 

後から知ったのですが、私がもともと使っていたオキアミは「三陸」、劣化したと感じてから使っていたオキアミは「中国産」だったようです。

三陸産のオキアミが極度の不漁になったことで、中国産のシェアが増加したらしい。

 

最近は釣具店でも両方が分けて売られるようになりましたが、現在私がメインで使っているのは「中国産」です。

理由はお察しのとおり・・・

安いから(^_^;)

 

行きつけの釣具店では最近両方を売っていますが、その価格は税抜きで

三陸産が438円、中国産が218円と

三陸産の価格は中国産の約2倍!(゚Д゚)

 

ちなみにブロックの大きさはどちらも「18カット」と呼ばれる同じ規格。

いくら品質が良くても、三陸産にはなかなか手が出ません💧

 

両者の品質は感覚的にもわかるほど差がありますが、特に感じるのは

「水分量」と「雑物量」

前々から気になっていたのですが、どのぐらいの差があるか?ということを数値で調べたような記事が見つけられなかったので今回、両方を購入して調べてみることにしました。

 

まずは外観、

左が三陸産、右が中国産。カットの規格は両者とも同じ18カットです。

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ぱっと見で違うのは色。中国産は白っぽいです。

ただ色の違いがオキアミの種類によるものなのか、鮮度の違いなのか?そのへんについては不明(^_^;)

解凍前の重量は、三陸産が881g、中国産が922gでした。

 

同じジップロックに入れ替え、一昼夜解凍

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もうこの時点で中国産からは水がどっぷり(^_^;)

 

オキアミの粒は三陸産は大きめでしっかり、中国産は小さめでやわらかい感じでした。

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水分量を出すため、ザルにきります。

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中国産のほうは中央あたりに雑物(イカ)が見えました。これも後で計測します。

 

計測結果です。

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解凍前の重量はほぼ同じでしたが・・・

イメージ通り水分量には歴然とした差がありました。国産の16.3%に対して中国産は33.8%ということで、かなりの水増しがなされている?可能性がありますw

もうひとつ気になっていたのが中国産の雑物量。酷いときは5cm前後の魚が3~4匹ほど入っていたりするのですが、今回のサンプルではイカが1尾(5g)入っていただけでわりと良質?なサンプルだった気がします。

 

もう少し多くのサンプルを分析しないと信憑性は低いと思いますが、これまで使いながら肌で感じていた「劣化」はやはり数値上でも確認出来たなと言う印象でした。

 

ちなみに、どっちが得か?ですが、正味重量だけを基準に計算した単価(税抜き)は、三陸産が1kgあたり594円、中国産が360円で、品質の違いを無視すれば中国産は約6割の価格で買うことが出来ます。

あくまで個人的な考えですが、粉餌と混ぜて撒くような使い方(ホッケの撒餌など)であれば水分のベチャベチャもさほど気にならなくなりますし、同じ出費で撒餌重量を多く出来る中国産の方が得なのかなと思います。

スピード仕掛けなどの付けエサにはホンネとしては三陸産を使いたいところですが・・・値段に負けて中国産で妥協してしまう・・・というのが今の私の現状ですかね💧

 

あと、他の方の記事で上げられていたものに国産オキアミは発光するが、中国産は発光しないというものがあります。

確かに昔のオキアミは夜に緑色に光っていましたね☆彡

夜釣りのコマセに使うという方はその辺も気にした方が良いかも知れません。

 

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