けんたなです
前回のブログにもちょっと書きましたが、今年の私はサケ絶不調。
日本海オンリーですが9月から7戦0勝、特に最初から6戦までは「朝一のマズメに漁場に立っていているのにも関わらず何も起きずにただ夜が明けるだけ」という、釣れる要素すら感じられない釣行でした。
今期やっと可能性がみえたのが第7戦の10/1、私はダメでしたが陣取った場所によっては釣ることが出来た状況でした。
あそこに入っていれば・・・と後悔しても、こればかりは運なので💧
日を改めてリベンジすることにしました。
翌日以降は激混みの土日、そして月曜日は風雨の予報が出ていたのでそこは外し10/5(火)でリベンジすることに。
道中の車の中で、今日の目標は何本にしようか?8戦目だからこれまでの分を取り返して8本か?いやいや欲張りすぎだから、2戦に1本として4本か?等と獲らぬタヌキの皮算用を行っておりました。今日は今期で始めて「釣れる要素あり」の釣行でしたので。
現場到着は4:00ちょっと前
サケ時期なので平日でも30人ぐらいは居るかなと思っていましたが、着いてみてビックリ、予測を遙かに上回る混雑です💧
ざっと数えて70人、いつもの平日のおよそ倍・・・
今日ってもしかして何かの祭日だったっけ?
と再確認しますが、やっぱりただの平日💧
恐らく土日に結構釣れて情報が出回り、月曜がシケだったので天候が回復してくる今日を狙って人がどっと詰めかけたのだろうと思います。
最近、たいした釣れもしないのに人だけ多くゲンナリすることが多いのですが、こういう感じになってくると、いっそサケ釣り全面廃止になってくれないかな・・・なんて思ったりします。
出来るうちは行こうかってなってしまいますけど、出来なくなったらやめるしかないですからね。
タバコが大好きでやめられない人でも、この世からタバコがなくなったら悔いなく止められるでしょう?それと同じような気持ですかね(サケ釣りも中毒ですから)
いずれにしても計算が大きく狂いました。
当然、1~2等地は既に塞がっており、「タヌキの皮算用」はシュワシュワ~っと萎んでいきます💧
余談になりますが・・・
サケ釣りでは良く「何人で何本揚った」みたいな表現が用いられます。
皆さんこれが実際どういう状況なのかをリアルに考えたことがあるでしょうか?
サケ釣りは釣りの中でも釣れる場所とそうでない場所との差が激しい釣りで、釣れる順に1~3等地などと呼ばれています。
その日に釣れるべくサケの数はだいたい決まっていると思うのですが、感覚でいくと、水揚げ配分は1等地が60%、2等地が30%、3等地が10%、4等地以下はゼロという感じになります。
つまり、釣れるべくサケが何本居ても、釣果は1~3等地に独占されます。
1~3等地のキャパがそれぞれ10人、その日の釣れるべくサケが100本、入った人の数が総勢200人だとすると配当はこんな感じになります。
1等地 100本×60%=60本( 10人で60本)、1人平均6本
2等地 100本×30%=30本( 10人で30本)、1人平均3本
3等地 100本×10%=10本( 10人で10本)、1人平均1本
4等地以下 170人で 0本
つまり人が30人以上入った段階で、人が何人に増えても全体の釣れる本数は変らないということ。
これがサケ絶好調!200人で100本(1人0~6本)という情報の現実になります。
こうした現実を頭に入れ、根拠のない期待は抱かない。これが私のスタイル。
「海は繋がっているんだからそのうち回ってくるさ~」なんて人も居ますが・・・
この人は現実を理解していない・・・と内心思っています(ある意味幸せな人)
ちなみに、今日私が入った釣り場は3等地。全体で10本前後が関の山のこの釣り場において、ボウズも当然の勝負となろう
釣れなかった時の言い訳の「保険」が掛けられましたw
4:15頃から実釣開始
周囲はまだ真っ暗ですが沖の方でたまに跳ねる音が聞こえます。
そして4:30頃、右隣のフカセの方が釣り上げます。
うっ、いいな~ 今シーズン揚げていないので素直に羨ましい・・・(´д`)
近くで釣れたので期待度は高まります。
しかし、その後自分にも周囲にもアタリなし。
30分が経過して魚の場所も特定できないので棚を2mぐらいでやや遠投気味に投げ、ルアーのようにズルズルと引きずる作戦に。
すると、グッ・・・グッ・と今日初めての魚信を感じました。
今日は雑魚当りが一度も来てないので、本命の期待が高まります!
その場で巻くのをやめてウキを凝視、来てくれ・・・と念じていると
チョン・チョン・・・スッ、ズブーーーーとウキが入ります。
このために生きてる~(≧∀≦)
落ち着いて、手元のたるんだ糸をゆっくり巻き取って竿をグイッ・・・
よし!乗った(^o^)
ファイトはそれほどじゃないですがアタリの感知からアワセまではパーフェクト、これは何としてもランディングしたい。
時間は5:00、まだ手元が暗くタモ入れの難易度が高いな・・・と考えていたら隣の方がタモ入れしますか?と言ってくれたので素直にお願いしました。
ブナのメスでした。
我が家はあまりイクラを食べないので、個人的には「光ったオス」が一番人気ですが、この際贅沢は言っていられないです。ただ中のイクラを考えると商品価値的には最も高いかも(^_^;)
その後夜が明けるまで本来のゴールデンタイムに期待しましたが、だんだんとハネも少なくなり、回りの釣れ方もあまり活気のない感じで終了。
全体で7~8本揚りましたが、チラっと見た感じでは皆さんも私のと同じようなブナの魚体。釣れ方もまさに10月上旬のそれでした。
海洋の異変があったことばかりがニュースで取りあげられていますが、日本海に関してはサケの成熟状況も例年通りに感じられますし、アオリやマメイカなども例年時期の例年サイズで釣れてるようなので、海の中の季節は思いのほか例年通りに進んでいる気がします(来遊資源は少なかったと思いますが)。
あとは釣れる数が段々と減っていきながら、持って1~2週間というところでしょうか。だいたい想像がついちゃいますね~
私も9時過ぎまで粘ってみたものの朝の一尾以降は何も無し。
釣りを終えたとき、朝の1本を取れて本当に、本当に良かった・・・と思いました。
この一本をバラしていたら本当に悔しかっただろうと思います。
これで今年は悔いなくサケ釣りを終えられます・・・
今シーズンたった1本ですが、今はそんな心境です。
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