けんたなです
M.カトーさんにオリジナル餌木を作って頂くにあたり、ボディーは3Dプリンタである程度簡単に量産出来るようになったものの、カンナ(イカ針)の部分は手作業でないと難しく、しかもカンナ2段の針を作るのはなかなか困難を極めます。
M.カトーさんは2段針の加工にあたり、ほぼ市販品に近い形状の針を作成できるよう独自に治具を開発し、先日、その治具と使い方のレクチャーを受けたのですが・・・
予想以上に緻密な作業、かつ器用さも求められる内容で、私には困難でした(;^_^A
しかし、最低限針は自分で作らなければ・・・という気持ちは強く持っていまして・・・、
まず、上手く行かない原因のひとつだった老眼対策から(;^_^A
100均で大きく見える眼鏡を購入
あと、小さい針を広げる作業、M.カトーさんはカッターとマイナスドライバーやっていましたが、これが全然できなかったので・・・
化粧品コーナーにあった注射針を購入
これを使えば針を1本づつ掴んだり曲げたりしやすいと思う。
あと、M.カトーさんが作った治具を使っていて、ここをこうして欲しい~みたいな部分も幾つかあったので、自分の技量にあった治具を作ってもらいたい!と思いました。
自分の頭のなかにあるイメージをM.カトーさんに具体的に伝えようと、手書きの設計図を作ろうとしましたが・・・思いのほか難航!
最終的にエクセルの作図機能を駆使して、どうにかそれっぽい設計図を作ることが出来ました(まあまあ時間は掛かりましたw)
作って欲しい治具の設計図(※イメージ)
12/19夜、設計図を持ってM.カトーさん宅に来訪
図面を見たM.カトーさん、、、
うーーん、これなら多分1時間もあれば出来ると思うけど?
今日作って持ってく?・・・とΣ(・ω・ノ)ノ!
ハイ! と即答です(笑)
M.カトーさんがイメージ図を見ながら、CAD上で寸法等を落とし込んでいくと・・・
あっという間に図面が完成 すげー
この図面をデータ化して、3Dプリンターに出力
おー、作り始めた( ゚Д゚)
40分ほどで、イメージが現実のものとして完成(*’▽’)
早速家に帰って治具の使い勝手を試す。
針を芯に縛ったあと、エギの針を放射状に広げますが、10方向ともなると目検討で綺麗に広げるのは難しいので、今回新たに作ってもらった治具の出番です。
10方向に溝がついているのがミソ、この溝の方向に針を折り曲げて行くことで針の抑えも効き、均等に広げることが出来ます(溝の幅も注射器の針が通る幅にしたのでバッチシ)
この美しい広がり(*´ω`)に自己満足
広げた後は肩の部分をこの辺まで折り曲げます。
治具から取り外すと曲がり具合としてはあと一歩足りない状態
そこで最後は治具3に押し込む
ぐいっ!
すると理想的な開き具合に落ち着きます。
これで、完成ですが、これだと1段針しか出来ません。
2段針にするために、ここから芯だけを抜いた「芯無しカンナ」を作りたい。
芯を抜く方法は・・・
ロッドのティップガイド等の接着に使うホットグルー(熱で溶け、冷めると固まるロウみたいなもの)を事前に芯に塗り込んでおいてから針を縛る。
針が出来た後、ステン芯を加熱してスポッと抜く。
上手く出来るとこんな感じになります\(^o^)/
ただ同じに加熱しても全然抜けない時とかもあって失敗も多発💧
今のところステン芯を1mm、ターボライターで加熱してやると抜けやすいかな
地道で面倒な作業ですが、綺麗に出来ると満足感はなかなかのものです(笑)
成功率的な部分でまだ課題が残っていますが、とりあえずはこの方式で芯無しカンナを作って、2段針の作成を目指します。
ただ、2段針はどちらにせよ手間も時間もかかります・・・
簡単な1段針で妥協するという選択もありかな~と薄々思いはじめています。
↓ けんたな記事のランキング確認はこちら
※コメントは一番下の「コメントを書く」からどうぞ。管理人がチェック後に公開しますので内容的に非公開が望ましい場合はその旨お知らせください。返信先がわかればコメント返しもさせて頂きます。