けんたなです
前回アップしたエギのカンナ作り
かなりマニアックな内容なので、関心があるのはほんの一部の層かとは思います💧
で、前回の記事では「芯なしカンナ」を作ることを目標に、とりあえずステン線に針を結んで曲げ加工してから芯だけを抜くという方向で試行錯誤。
芯を抜くためにステン線には事前にホットグルーを塗っておき、後からライターであぶって芯を抜くという手法で試してみました。
芯に縛り付けて加工するまでは順調だったのですが・・・
縛り方なのか、熱伝導の問題なのか、芯が全然抜けないケースが多発
試行錯誤の結果、芯棒は径1mmのステン線を使い、ターボライターであぶるようにすることで成功率が向上(最初は芯は1.2mmを使ったがキツくて抜けず。普通のライターはススばかりついて熱が伝わりにくかった)
ただ、それでも抜けなかったり、抜いた後にホットグルーのカスが残るなど、気に食わない部分が残っていました。
で、ふと思いついた名案
熱湯で溶かしたてみたらどうだろう?
やってみたらこれが気持ち良いくらいスポスポ抜ける(≧▽≦)
これならストレスなく、芯なしカンナが量産出来ます
それでも不満なのは針サイズが大きすぎること。
左:1.5号市販エギ、中:M.カトー氏作成針、右:けんたな作成針
市販されている松葉針の最小サイズは0.5号、普通に作ると私のサイズになります。
恐らく市販エギに使われている松葉針は更に小さく、非売品と思われます。
こだわりのM.カトーさんは市販品のサイズ感に寄せるため下段の松葉針の根元をニッパーでカットするという荒技で対応していますが、加工としてはかなり面倒かつ高度になります💧
私が作る際には、そこまでこだわると嫌気がさして作業が進みませんので、多少針が大きいのには目をつぶり、手間を減らすこと優先でやろうと思います(笑)
まだ改善点は出てくると思いますが、とりあえず現時点で、見栄えしつつ簡単な「芯なしカンナ」を作るポイントが見えてきましたのでまとめます。
針を縛るスレッド、ダイソーの「透明ミシン糸」を使用。わりと強くて見栄えも良し
スレッドの固定はレジン液を使用。即固められるのですぐ次の作業に移れる
0.5号針なら芯はステン線の1mm径がベスト、ホットグルーをうっすら塗る
曲げ加工の際は、針が全方向鉛直に広がるよう細心の注意を払う
左:成功 右:失敗 ひとつズレると全部ズレます💧(結構失敗が多い)
芯の抜き取りは熱湯を使うと綺麗で簡単
以上です。
ちなみに現在使っている松葉針は0.5号で全長1.9mm、これが最小だと思っていましたが、更にネット検索していたら0.6号で全長1.7mmという品があったので試しにポチしてみました。
もしかすると無加工で針足の長すぎ問題を解決できるかもしれないので到着が楽しみです。
ではでは
↓ けんたな記事のランキング確認はこちら
※コメントは一番下の「コメントを書く」からどうぞ。管理人がチェック後に公開しますので内容的に非公開が望ましい場合はその旨お知らせください。返信先がわかればコメント返しもさせて頂きます。