今回のレシピは「サケトバ」
人それぞれこだわりがあって、醤油系、みりん系、ハーブ系など、色々あると思いますが、今回紹介するのは一番シンプルな「塩味」です。
昔、仕事仲間とこの塩味トバをつまみながら雑談していた時、「トバの味付けも色々試したけど、結局最後はシンプルな塩味に行き着くんだよなー」みたいな会話になったことを思い出します(どういう仕事仲間ですか!...笑)
食べ倒すと最後は「うす塩」に落ち着く...ポテトチップスに似てるかも笑
私的に、トバは意外と手がかかるのでサケを何十本レベルで釣ってしまった(オホーツク在住時)時以来作っていないですが、以前作った時のレシピを紹介します。写真が無くわかりずらくてすみません...汗
材料: サケ、粗塩、
金の串
※注意 乾くまでに時間が掛かるので暑い時期にやると腐ります。最高気温が10℃以下くらいになるまで待ってやりましょう。
手順
1 サケは3枚おろしにした半身を幅2センチくらいの短冊状に切ります。
2 3%濃度(1リッターに塩30g)の塩水を作り、身を漬けます。漬け時間30分
3 漬け終わったらザルに切って干します。私は金の串に刺して干してます。
4 1日経つと表面は乾きますが、中はまだ生です。中の水分を出来るだけ早く抜くためハサミで2~3cm間隔で切って断面を出し、引き続き干します。切った部分が乾いたらまた様子を見てまだ乾いてなさそうな場所があれば更に切れ目を入れて干すを繰り返します。
5 風が強く当たっていれば3~4日くらいでバキッと干せたような(忘れた...笑)
6 短冊状がバキッと干せたら最後の仕上げ。ハサミで長さ3cmくらいの一口サイズにブツブツ切って、これを魚かごに移し替えてもうひと干しします。カラカラに乾いたら完成(カジってみてネチネチ間が残っていたらまだ干しが足りません)。
↑ 空き部屋を借りて干した時の写真(扇風機をたいてます)
☆ひと手間
食べるときに骨あるとテンション下がるので、短冊に切る前の半身の段階でアバラ骨を取り除いておくことをオススメします。背中の小骨も抜けば更に◎
☆漁師の人から聞いたうんちく
短冊状に整形するときはカッターナイフが一番やりやすいそう。半身の状態で軽く干して、堅くなったらカッターナイフで切る!あと、最初の3枚卸しはあえて尾びれを切り離さず、2枚の半身が尾びれを支点に花が咲くように干す(伝わりますかね?)とか。漁師の人はなんぼでもスペースありますからいろいろ出来ますよね...
☆トバに適した魚
一般的には脂の少ないブナザケが乾きやすく適しています。ですが、脂の乗ったサケで作ると実は更にウマいです。完全に堅くなれないので保存には向かないですが、これホントに塩味だけ??と疑うくらい、味の濃いトバになります。
惜しみなく使えるほど釣れたら試してみてもいいかも...笑
今回は以上です。
では美味しいシャケライフを